ウツボカズラ
ネズミも溶かしてしまう肉食っぷり、フィリピンで発見された巨大食虫植物
イギリスの探検家チームがフィリピン・パラワン州のビクトリア山を探検中に、げっ歯類をも捕らえるほど巨大な新種のウツボカズラを発見したそうです。
ウツボカズラといえば落とし穴のような捕虫器に虫を捕らえ、おぼれ死にさせたのちに消化酵素で徐々に溶かして養分とする代表的な食虫植物ですが、ここまで大きいともはや食肉植物といった方がふさわしいかもしれません。
今回発見されたウツボカズラの捕虫器は鮮やかな緑に紫の斑点で、周囲の植生からくっきりと浮き出ます。花や葉の形からボルネオに生育するNepenthes rajahに近い種であり、近隣のパラワン州やボルネオに分布するNepenthes floraともつながりがあるのではないかと推測されるそうです。
ボルネオに生育するNepenthes northianaがネズミを消化する様子。
科学映像館 WILD PLANTS(Nepenthes mirabilis.ウツボカズラ)
Poisonous Pitcher plant - The Private Life of Plants - David Attenborough - BBC wildlife