ウツボカズラ

otakaramono2009-08-23

ウツボカズラ

ネズミも溶かしてしまう肉食っぷり、フィリピンで発見された巨大食虫植物

イギリスの探検家チームがフィリピン・パラワン州のビクトリア山を探検中に、げっ歯類をも捕らえるほど巨大な新種のウツボカズラを発見したそうです。

ウツボカズラといえば落とし穴のような捕虫器に虫を捕らえ、おぼれ死にさせたのちに消化酵素で徐々に溶かして養分とする代表的な食虫植物ですが、ここまで大きいともはや食肉植物といった方がふさわしいかもしれません。

今回発見されたウツボカズラの捕虫器は鮮やかな緑に紫の斑点で、周囲の植生からくっきりと浮き出ます。花や葉の形からボルネオに生育するNepenthes rajahに近い種であり、近隣のパラワン州やボルネオに分布するNepenthes floraともつながりがあるのではないかと推測されるそうです。

ボルネオに生育するNepenthes northianaがネズミを消化する様子。

科学映像館 WILD PLANTS(Nepenthes mirabilis.ウツボカズラ

Poisonous Pitcher plant - The Private Life of Plants - David Attenborough - BBC wildlife

ウツボカズラさん

【ソース元】http://news.livedoor.com/article/detail/4303546/

シーラカンス

otakaramono2009-08-20


シーラカンス

シーラカンス(学名:Coelacanthus コエラカントゥス)は、肉鰭綱-総鰭亜綱(シーラカンス亜綱)-シーラカンス目(Coelacanthiformes)に属する魚類の総称。化石種も現生種も全てこれに含む。 他に、硬骨魚綱-肉鰭亜綱-総鰭上目-管椎目-ラティメリア科とするなど、複数の分類法がある。 加えて、標準和名「シーラカンス」は、現生種であるシーラカンス目-ラティメリア科-ラティメリア属の中の模式種 Latimeria chalumnae のみを指す場合も多い。

現生するラティメリア属は「生きている化石」の一つに数えられ、おそらくその中でも屈指の知名度をもつ。

シーラカンス現生の確認

1938年12月22日、南アフリカ南東部のインド洋のカルムナ川河口付近で漁をしていた漁船が見慣れない魚を捕獲した。 南アフリカイースト・ロンドンの博物館員であるマージョリー・コートニー=ラティマー(Marjorie Courtenay-Latimer、女性)は漁船から調査依頼の通報を受け調査するものの、どの文献に当たってもその魚の種を同定するに至らなかった。 そのため、知り合いの魚類学者ジェームズ・レナード・ブライアリー・スミス(James Leonard Brierley Smith)にその魚のスケッチを送り助言を求めた。 スケッチは簡単に描かれたものであったが、白亜紀末に絶滅したものと考えられていたシーラカンス類の特徴がはっきりと描かれていた。 スミスは剥製にされた標本を詳しく調査し、科学雑誌『ネイチャー』に新種のシーラカンス類の確認を発表。 ラティマー(Latimer)にちなんで属名 Latimeria および、科名を Latimeriidae とし、種小名を発見地のカルムナ川(Chalumna River)から採って chalumnae とした。 この確認は「世紀の大発見」として世界中に知れわたった。

この時の標本は、腐敗のため、頭と剥製用の皮膚しか保存することができなかった。 そのため、スミスたちは100ポンドの懸賞金を掛けた手配書を配って第2の標本を探し求める。 次の標本が捕獲されたのは14年後の1952年12月20日で、発見されたのは最初の発見地から3,000km近く離れたコモロ諸島のアンジュアン島であった(なお、この日は現在「シーラカンスの日」とされている)。 一刻も早く現地に到着するため、南アフリカ首相D・F・マランに特別機を仕立ててもらったスミスは、軟組織も保存されたシーラカンスの標本を得ることができた。 ところが、確保した個体には14年前のものと違って第1背鰭が見当たらない。 そこでスミスはこれを Latimeria 属とは別の属と考え、特別機を出してくれた首相に献名して Malania anjounae と名付けた。 しかし後になって、 Malania anjounae は事故などにより第1背鰭を失った L. chalumnae の個体であると判明し、コモロ諸島シーラカンスもまた L. chalumnae であるとされた。 その後、コモロ諸島周辺で200尾以上が捕獲されているが、南アフリカ沿岸ではほとんど採取されないため、最初の標本はたまたま南アフリカ近海に迷い込んだものと考えられている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%B9

世界初!シーラカンスの餌づけに成功

ネバタゴガエル

otakaramono2009-08-19

ネバタゴガエル

茶臼山高原で「ワン」? 発見のネバタゴガエルに問い合わせ殺到

茶臼山高原で発見された「ワン」と鳴くカエルが注目を集めている。テレビ番組で「ミニチュア・ダックスフントの鳴き声に似ている」と紹介されたのと長野県根羽村教育委員会が「ネバタゴガエル(仮称)」を天然記念物指定したことで茶臼山高原両生類研究所「カエル館」への問い合わせが相次いでいる。

 同館の熊谷聖秀さんが調べたところ「全国に分布しているタゴガエルの鳴き声は、800ヘルツ前後。ネバタゴガエルは1300ヘルツでミニチュア・ダックスフントの1400ヘルツ前後に近いのが原因では」という。

 ネバタゴガエルは、熊谷さんの調査で茶臼山から半径25キロメートルくらいの長野県阿智村下條村、愛知県設楽町豊田市あたりまでが生息範囲らしい。

 今年2月に根羽村教育委員会が天然記念物に指定したが、全国分布のタゴガエルとどのような違いがあるか、はっきりしていないため同村の名称を頭に付けて「ネバタゴガエル」との呼び名になっている。

オオクワガタ

otakaramono2009-08-18

オオクワガタ

オオクワガタ(大鍬形、学名:Dorcus hopei binodulosus)は、コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・オオクワガタ亜属に属するホペイオオクワガタの亜種であり、日本では最大級のクワガタムシである。 飼育下では最大の個体が生まれているが、野生下で見つかった個体ではツシマヒラタクワガタが最大である。 また、野生下では生息が危ぶまれていて、2007年には絶滅危惧II類に引き上げられた。

体長: オス 21−76.5mm. メス 22−48mm (飼育下の最大♂84.7mm)

オスは大きな内歯(内側のトゲ)1対と、先端部分に小歯を1対を備えた、太く内側に湾入した大アゴを持つ。 体色は全身黒褐色〜黒色の個体が多い。 学名のbinodulosus(ビノデュロサス)とは「2つの瘤の」という意味で、大アゴのつけ根の近くにある突起(眼上突起)のことであり、本亜種では特に明確である。 オスの小型個体やメスの鞘翅上面には明瞭な点刻列がある。

オスの小型個体では大アゴ先端の小歯は消失するが、中央の内歯は かなり小型の個体でも見られ、この種群の特徴となっている。内歯の位置は体長によって変化し、大型個体から順に、第1内歯が大アゴの中央部分から前方に向かって生える「大歯型」。第1内歯が大アゴの中央部分から ほぼ直角に内側に向いて生える「中歯型」。 第1内歯が大アゴの基部に生える「小歯型」という個体変異があるが、他のクワガタムシと比べ変異は連続的であるため、それほど違いは目立たない。

日本産オオクワガタの成虫は、ゴールデンウイークから梅雨明け頃に活動を始め、ほとんど夜行性で、昼間はクヌギ・アベマキ・ナラ類・カシ類・ニレ類・ヤナギ類などの樹液が出る大木の樹洞などに隠れている。 こうした樹洞を縄張りとしたオスの元に、メスが次々と訪れる生活を夏の間送り、メスは大木の立ち枯れなどに飛来し、産座を築いたり、トンネルを掘って、その内壁に産卵する。

9月末から10月くらいになると、成虫は早々と越冬態勢に入り、越冬成虫は翌年の5月頃まで活動を休止する。 このことからオオクワガタは温帯での生活に適応したクワガタムシであることが示唆される。

性質は臆病で、危険を感じると、すぐに洞(うろ)に隠れる。飛ぶことも滅多になく、何らかの理由で住処(すみか)を変えざるを得なくなった場合に限る。 野生個体の生活環は生息域により異なるが、甲信越や関東では、2年1化1越年(幼虫で2年過ごし夏に羽化後翌年まで静止する)で、孵化から3年目の初夏に活動を開始し、成虫は繁殖活動後も越冬を繰り返し、飼育下では5〜6年生きる個体もいる。

幼虫は堅めの白色腐朽材に見られ、ニクウスバタケ・カワラタケがついたクヌギ・エノキ・カシ類の硬い大木や朽ち木の地上部に多い。

また、コクワガタとの間に雑種(オオコクワガタと呼ばれる)ができることが知られており、ごく稀に採集される。人工飼育で作出することもできるが、幼虫での死亡率が非常に高く、また性別が極端にオスに偏る。 オオコクワガタは、主にオオクワガタ♀と、コクワガタ♂が交配して生まれるが、逆の場合もある。オオコクワガタは、大きさと形はオオクワガタに近い。しかし、脚部等がコクワガタに似るという特徴がある。身体は全体的にコクワガタのように細め。採集されるオオコクワガタは、実はその殆どが、大きいコクワガタであるという。「種」が近いため、非常に間違えやすい。

北海道産オオクワガタの生態動画

ドウクツメナシタマキノコムシ

新種発見タマキノコムシ

豊橋市自然史博物館は21日、同市嵩山(すせ)町の洞窟(どうくつ)「嵩山の蛇穴」から見つかった虫が、甲虫目タマキノコムシ科に属する新種の昆虫だったと発表した。洞窟性のタマキノコムシ科の昆虫が見つかったのは日本で初めてという。同博物館で22日から展示する。

1990年に同館の長谷川道明・主任学芸員が採取し、標本にしていた。保科英人・福井大准教授(昆虫学)が研究した結果、新種と判断。08年12月に発行された日本洞窟学会の会誌に掲載した。ドウクツメナシタマキノコムシ(学名・ティプロコレニス・ウエノイ)と命名された。

体長1・6ミリ、幅1ミリと微小。洞窟性のため目は退化している。詳しい生態は不明だが、洞窟内の菌類などを食べていると推測されるという。

三重県志摩市浜松市の洞窟から採取されて標本になっていた虫も同じ種だったという。

タマキノコムシ 新種の標本展示

ミンドロのコウモリ、世界の新種生物

ミンドロ島は、フィリピンの国民的シンボルとなっている小型水牛の「タマラウ」のふるさと。しかし同じく島固有の「ブリーディング・ハート」と呼ばれる珍しいハト、またその他多くの動物とともに、現在は絶滅の危機に瀕しています。かけがえのない動物たちを呼び戻すためには、彼らのすみかである森を再生することが欠かせません。


フィリピンのミンドロ島は四方を海に囲まれたフィリピンで7番目に大きな島です。農業、漁業、放牧などが行なわれ、島民はとても質素な暮らし方をしています。
特に植林を行なうサブレイヤン自治区は島の西側に位置し、交通の便も不便で、教育を受けられない人も多いのが現状です。ここは国際環境NGOバードライフ・インターナショナルが、固有の鳥の種類が世界で最も多い12地域のひとつに指定している、重要な保全活動エリアでもあります。

ミンドロ島は、世界的に絶滅の危機に瀕している種の生息場所となっています。(小型牛のタマラウやハト科のブリーディング・ハートを含む鳥類7種、哺乳類7種、植物7種)

アリゾナ州立大学の生物調査国際機関(IISE)がまとめた「世界の新種生物10種2008年」で、フィリピンのミンドロ島に生息するオオコウモリ「ミンドロストライプフルーツコウモリ(スタイロクテニウム・ミンドレンシス)」が6位にランクしたことが分かった。

ミンドロストライプフルーツコウモリは、オレンジ色の毛色と、顔部に3本のしま模様が入っているのが特徴で、IISEは「体が大きく、カリスマ的」と説明している。2006年にミンドロ島で生態系の調査を行っていた研究者により偶然発見され、現時点ではオリエンタルミンドロ、オキシデンタルミンドロ両州のみで生息が確認されている。生物の分布境界線(ウォレス線)を提唱した英国学者、ウォレス氏がインドネシアで発見したオオコウモリの亜種。16日付スターによると、フィリピン国内で74番目に発見されたオオコウモリという。

IISEは、「生息危機が懸念されている」と述べた上で、ランクインしたことでミンドロ島の絶滅危惧(きぐ)種への理解や調査が促されることを期待し、保護を呼び掛けている。

この調査は、大学教授ら専門家がIISEのウェブサイトを通じて提出した新種の生物リストから、IISEが新種の属性や特有の名称などを基準に上位10種を選出した。


ルーセットオオコウモリと言う種類です。果物食で飼育は簡単、コウモリのイメージで怖がられがちですが本当はめちゃくちゃ可愛いんですよ〜 見て下さい。

オオアナコンダ

全長10mを越える報告もあるが、学術的に確認された最大値は9m。アミメニシキヘビの9.9mに次いで世界第2位である。
しかしアミメニシキヘビと同じ長さでも体重はずっと大きい。最も重いヘビの一種であることは事実であり、体重250kg、胴回り直径30cm以上になる。メスはオスより大きい。
ベネズエラ、コロンビア、ブラジル、ボリビア北部、ペルー北東部、ガイアナおよびトリニダードといった南アメリカ北部に分布する。水棲といっていいほど水を好む。浅瀬で待ち伏せによる狩りを行い、獲物を絞め殺して飲み込む。

大蛇論争」とは、1957年頃に日本で起きた、アナコンダの長さをめぐる論争。作家でアマチュア動物学者の実吉達郎が著書『アマゾニアの恐竜』中で概略を述べている。大蛇論争という名称は、これを報じたブラジルの日本字新聞に出たものである。

ブラジルで財を成した日系移民の男性が、雑誌「文藝春秋」に書いた記事の中で、これまでに知られたアナコンダの最大のものは長さ50mあったと主張し、動物学者の高島春雄が、ヘビの全長の最大は9.5m(当時の記録)であり、そのような巨大なものは有り得ないと反論した事に始まる。その後、他の日系移民の人々も何人かが意見を寄せ、30〜40m程度のものならいる、目撃者がいる、自分も目撃した、等々の論陣を張った。

50m説の根拠とされるのは、1949年頃にブラジルの多くの新聞に掲載された、ブラジル陸軍の国境警備の駐屯部隊が500発の弾丸を撃ち込んで仕留めた巨大ヘビの事件で、計測では全長55m、胴回り2m、重さ5tであったとされ、写真も撮影されたと言われる。



1990年9月27日、ブラジル南部マット・グロッソの奥地で
体長10mのアナコンダが農夫を呑み込むという事件が起こった。

この日地元の農夫たちはアマゾン川に漁にでかけた。
農夫らが川に入り、それぞれ魚を捕まえに散っていた時に
ゴーっという音とともに巨大な何かが川で跳ねたような音がして
その直後に人の叫び声が聞こえた。振り向くと
なんと、巨大なアナコンダが一人の農夫に巻きついて
水の中に引きずり込もうとしていたのだ。

農夫は必死に岸辺に向かって逃げようとしていたが、
アナコンダは農夫の体をグイグイ水の中に引きずり込んでいく。
岸辺にいた農夫たちは恐怖にかられ
なす術もなく、ただその様子を見守るしかなかった。
そしてアナコンダは農夫を呑み込みはじめたのである。
約10分後、ライフルでアナコンダを射殺したが
農夫はすでにアナコンダの胃袋の中だった。
上の写真は農夫を呑み込んだアナコンダである。